五観の偈(ごかんのげ)

座禅合宿

 曹洞宗のお寺、正覚寺における座禅合宿で持ち帰った事の一つに、「五観の偈」があります。「五感の偈」とは、お食事前に唱えるものです。座禅合宿から帰った後、毎日唱え、3か月位経ったら覚えていました。それから、お食事前には家族全員で「五観の偈」を唱える様になりました。今では長男も暗記し、次男も真似しています。

 「いただきます」とは、ご馳走になるから言うのではなく、食事の為にささげられた、動物、植物の命を「いただきます」ということだという事が、「五観の偈」をきっかけに知る事ができました。

  • 一つには功の多少を計り彼(か)の来処を計る
  • 二つには己が徳行(とくぎょう)の全欠をはかって供(く)に応ず。
  • 三つには心(しん)を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
  • 四つには正(まさ)に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)せんが為なり。
  • 五つには成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。


宿泊で座禅を教えてくれるお寺
福王山 正覚寺

弘法大師空海、弟子の教え