2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

縁覚

菩薩への道、第8段階は縁覚(えんがく)です。人間界で四苦八苦を通じて修行し、 天上界で有頂天にならずに、 声聞界で正しい教えを聞いて勉強し、やっと仏様の世界の入り口まで来ました。 これを縁覚と言います。 弘法大師空海、弟子の教え

声聞

菩薩への道、第7段階は声聞(しょうもん)です。正しい教えを聞いて、勉強している人を、声聞と言います。 弘法大師空海、弟子の教え

天上

菩薩への道、第6段階は天上(てんじょう)です。天上界は、人間界より上なのですが、有頂天になっている状態を指します。ここで道を誤ると、奈落の底(地獄界)まで、真っ逆さまに落ちてしまいます。 弘法大師空海、弟子の教え

人間

菩薩への道、第5段階は人間です。人間とは、四苦八苦を通じて修行している人達です。 弘法大師空海、弟子の教え

修羅

菩薩への道、第4段階は、修羅です。 修羅は、喧嘩ばかりしています。争い事を好む人は、修羅界にいるからです。 弘法大師空海、弟子の教え

畜生

第三段階は畜生です。畜生界は弱肉強食です。 強い者が弱い者を食べる世界。弱肉強食は自然の摂理と言えますが、菩薩への道のりの中では、まだ低い段階です。 弘法大師空海、弟子の教え

餓鬼

第二段階は餓鬼です。 餓鬼界にいる餓鬼は、自分の今の欲を満たす事だけに必死です。 子供の事を「ガキ」と呼ぶのは、ここからきています。 弘法大師空海、弟子の教え

地獄

第一段階は地獄です。 地獄界では、全てを他人のせいにします。人のせいにしてばかりいる人は、地獄界にいるのです。 弘法大師空海、弟子の教え

菩薩への段階

私は、高野山真言宗で5番目に偉いお坊さんから、 「ボサッとせずに、菩薩(ボサツ)になりなさい!」 と言われました。菩薩になる為の修行はいくつかあるのですが、ここでは菩薩への段階を述べたいと思います。 地獄(じこく) 餓鬼(がき) 畜生(ちくしょう) 修羅(…

9月26日(日)の過ごし方

お彼岸の7日目、9月26日(日)の過ごし方は、智慧(ちえ)です。智慧とは、文字通り、知恵を出す事です。この日はお彼岸の集大成の日です。1日目から6日目まで、次の事を頑張ってきました。 布施 施す 持戒 悪い事をしない 忍辱 辛抱する お中日 ご先祖様に感謝…

9月25日(土)の過ごし方

お彼岸の6日目、9月25日(土)は、禅定(ぜんじょう)です。 禅定とは、落ち着く事です。落ち着くとは、感情に支配されない事です。例えば、部下や子供を叱る時、つい感情的になってしまう人もいるでしょう。 つい感情的になってしまう人に、1つ提案です。その場…

9月24日(金)の過ごし方

お彼岸の5日目、9月24日(金)は、精進です。 精進とは、努力する事です。 お線香を例に挙げましょう。 お線香は… まっすぐ ⇒ 正直 良い香り ⇒ 気持ち良く 休まず燃える ⇒ かげひなたなく 熱く ⇒ 情熱を 灰になる ⇒ 恩に着せない この様に努力する事です。 弘…

9月23日(木)の過ごし方

お彼岸の4日目、9月23日(木)はお中日です。お中日はご先祖様に感謝する日です。 そしてお墓参りに行く日です。昼と夜の長さが同じになり、あの世とこの世が一番近くなる日と言われています。 弘法大師空海、弟子の教え

9月22日(水)の過ごし方

お彼岸の3日目、9月22日(水)の過ごし方は、「忍辱(にんにく)」です。 忍辱とは、何事も辛抱する事です。桜を例にとりましょう。桜は春になると花を咲かせます。花を咲かせると、一躍脚光を浴びます。しかし、その期間はわずか一瞬。1〜2週間がいいところでし…

9月21日(火)の過ごし方

お彼岸は7日間。7日間それぞれの過ごし方には、決まりがあります。 今年の秋のお彼岸、2日目は、9月21日(火)。2日目は、持戒(じかい)です。持戒とは、悪い事をしない事です。 嘘をつかない。 お世辞を言わない。 他人の悪口を言わない。 筋道の通らない事は…

9月20日(日)の過ごし方

お彼岸の初日、9月20日(日)は、他人に施す日です。 施しとは、金銭(財産)を施す、労働を施す事だけではありません。 優しいまなざし なごやかな顔つき 心のこもったことば 親切な行ない 相手の目線に合わせる これらも、他人に対するお布施です。 是非、今年…

お彼岸の過ごし方

お彼岸は全部で7日間です。この7日間は、それぞれ過ごし方が決まっています。もうすぐお彼岸なので、ご興味をお持ちの方は復習してみましょう。1日目 布施 2日目 持戒(じかい) 3日目 忍辱(にんにく) 4日目 お中日 5日目 精進 6日目 禅定(ぜんじょう) 7日目 …

文殊菩薩

弘法大師空海、弟子の教え

正定(しょうじょう)

八正道の最後、8番目は、正定です。 正定とは、悟りを開いて定まる事です。八正道の1番目から7番目の修行を経て、最後に悟りを開いて定まるのです。 正見(しょうけん) 正思惟(しょうしい) 正語(しょうご) 正業(正行(しょうぎょう)) 正命(しょうみ…

正念(しょうねん)

八正道の7番目は正念です。 正念とは、今の心をずっと持ち続ける事です。人の心は、ふらふらと移ろいがちです。 今の心をずっと持ち続ける事が、菩薩になる為には必要です。 弘法大師空海、弟子の教え

正精進(しょうしょうじん)

八正道の6番目は、正精進です。正精進とは、決めて続ける事、一生続ける事です。 昔と比べ、今は選択肢が多い社会になったので、なかなか一生続ける事は難しいと思います。 それでも、一生続けられる事に出会えた人は、幸せですね。 弘法大師空海、弟子の教え

普賢菩薩(ふげんぼさつ)

正命(しょうみょう)

八正道の五番目は正命です。 正命とは、朝起きて、夜寝る、正しい生活と身支度の事。朝、遅くまで寝て、夜遅くまで起きているのは、精神的に良くないそうです。また、起きたはいいが、いつまでも家の中をパジャマでいるのも、精神的に良くないそうです。朝起…

正業(正行(しょうぎょう))

八正道の4番目は、正業です。 人に言える仕事、説明できる仕事。なぜやっているか説明できる仕事。 弘法大師空海、弟子の教え

正語(しょうご)

八正道の三番目は、正語です。 正語とは、正しい日本語の事です。 正しい日本語で、正しく伝える事が大切です。「そんなの当り前だ」と思っている人ほど、正しく伝わっていない場合が多いそうです。 弘法大師空海、弟子の教え

正思惟(しょうしい)

八正道の二番目は正思惟です。 誰が見ても正しい、誰が見てもそうだと思う考えです。現実社会では、誰が見ても正しい事等、ないかもしれません。でも、そんな時こそ、宇宙の道理に耳を傾け、「正見」によって物事のありのままを見る事が、正思惟につながるの…

正見

しょうけんと言っても、萩原健一ではありません。 正見(しょうけん)です。八正道の一番目「正見」は、自分の偏った考えではなく、正しい見方をする事です。つい私達は、自分に都合の良い見方をしてしまいます。 「正見」とは、自分に都合の良い見方、解釈…

八正道(はっしょうどう)

祈りと心願が説得力を生みます。では祈りと心願に必要なものは何か。それが八正道です。1.正見(しょうけん) 自分の偏った考えではなく、ありのままを見る事。 2.正思惟(しょうしい) 誰が見ても正しい、誰が見てもそうだと思う事をする。 3.正語(しょう…

高野聖(こうやひじり)

今更ですが、実は、私はキリスト教徒です。 しかし、キリスト教徒であると同時に、日本人です。 日本人にとって、神道と仏教は、昔から、もはや宗教ではありませんでした。宗教の域を超え、日本人としての証し、若しくは、生活の一部、生活の知恵であると言…

阿閦如来様です

弘法大師空海弟子の教え